研究課題/領域番号 |
26440242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中山 慧 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 研究員 (40726311)
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研究分担者 |
深野 祐也 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 研究員 (70713535)
三村 真紀子 玉川大学, 農学部, 准教授 (60451689)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ジェネラリスト / スペシャリスト / 外来種 / ハムシ / 人為選抜 |
研究実績の概要 |
生物の資源利用におけるジェネラリスト化の進化プロセスについては、これまで実に多くの研究がなされてきたが、それを実験的に検証できている例は皆無である。本研究課題では、植食性昆虫であるブタクサハムシとその潜在的ホスト植物らをモデルに、生物のジェネラリスト化の進化プロセスを、生態学、分子生物学の両面から実証的に明らかにすることを目的としている。 プロジェクト初年度である昨年度においてはまず、北米でのブタクサハムシ採集を行った。採集地は合衆国南東部、渡航時期は2014年9月で、約二週間をかけて約150個体を採集した。その後、植物防疫所による検疫をうけ、無事、日本国内にハムシを持ち帰った。帰国後は、研究代表者(中山)、ならびに、共同研究者である深野祐也氏(JSPS特別研究員、東京農工大農学研究院)のもとで、実験室内でハムシの累代飼育(寄主植物:オオブタクサ、ブタクサ)が行われた。この段階で、初年度の主たる目標である、米国産ハムシの採集と飼育は無事に達成された。計画ではこれに加え、米国と日本産ハムシとの間で、各寄主植物に対する利用能力を比較する予定であったが、実験に必要な個体数が思うように確保できなかったため、これについては実施を見送ることとした。 本来の計画であれば、その後数年間、ブタクサハムシの飼育を継続し、ハムシの日本産オオブタクサに対する経時的な適応を調査するはずであったが、2015年4月をもって研究代表者が一般企業にうつることになったため、本プロジェクトは初年度をもって途中終了することとなった。
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