研究課題/領域番号 |
26440249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
中嶋 康裕 日本大学, 経済学部, 教授 (50295383)
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研究分担者 |
後藤 慎介 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (70347483)
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研究協力者 |
関澤 彩眞
小蕎 圭太
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 性的共食い / 同時雌雄同体 / 進化的安定戦略 / 配偶行動 / ウミウシ / キヌハダモドキ / 裸鰓類 / spiteful behavior |
研究成果の概要 |
配偶行動中に配偶相手を捕食する性的共食いは、雌雄異体の陸上節足動物だけで知られていたが、同時雌雄同体の海産軟体動物であるキヌハダモドキも行うことを確認した。これまでの例では、捕食される雄も配偶相手の産卵数を増やして繁殖成功を上げていたが、キヌハダモドキでは食う側も食われる側も繁殖成功を上げていなかった。数理的に検討したところ、雌雄同体種で性的共食いが進化するのは基本的に進化的軍拡競争の結果と考えられたが、特別な条件下では進化的安定戦略として進化することがわかった。キヌハダモドキでは独特の摂餌様式によってこの条件が満たされていて、同属内でも本種だけが性的共食いを行うことも説明できる。
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