研究課題/領域番号 |
26440259
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然人類学
|
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
岡崎 健治 鳥取大学, 医学部, 助教 (10632937)
|
研究分担者 |
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
|
連携研究者 |
高椋 浩史 土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム, 学芸員 (10759418)
|
研究協力者 |
米元 史織
川久保 善智
富田 啓貴
村松 裕南
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 水田稲作 / 古人骨 / 広富林遺跡 / 古病理学 / 日本人の起源 / 崧沢文化 / 良渚文化 / 結核 / 中国 / 国際研究者交流 / 脊椎カリエス / 新石器時代 / 長江下流域 / 復顔 / 抜歯 / 崧沢文化:良渚文化 |
研究成果の概要 |
上海市広富林遺跡出土の新石器時代人骨183体をクリーニング・整理した。その結果、若い成人女性の死亡率が比較的高い傾向がみられた。頭蓋計測値に基づく形態距離は、地理的に近いWeidun新石器集団に近似するが、河姆渡新石器頭蓋骨と華南新石器集団からは離れていた。これは、人骨のSr同位体比に基づく出自推定の結果とも矛盾しない。しかしながら、Weidun新石器集団とは、成人儀礼として施工された抜歯様式に大きな差異がみられ、新石器長江下流域における人類史が複雑であったことを示唆する。女性1個体において結核症例が認められ、当時、結核菌の生存に必要な人口規模と密度を擁していたことが分かった。
|