研究課題/領域番号 |
26450083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物栄養学・土壌学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
鈴木 克拓 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター 水田利用研究領域, 上級研究員 (90354068)
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研究分担者 |
中島 泰弘 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境変動研究センター 物質循環研究領域, 主任研究員 (10354086)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 粘土質転換畑 / 窒素流出 / 脱窒 / 溶存有機態窒素 / 窒素・酸素安定同位体比 / 窒素肥沃度 / 硝酸態窒素 / 懸濁態窒素 |
研究成果の概要 |
近年,転換畑圃場における収量低下が問題になっている。そこで,圃場測定により粘土質転換畑に特有の窒素流出動態と窒素肥沃度低下との関係を明らかにする。 窒素の主要な暗渠流出形態は硝酸態で,個々の降雨で濃度が経時的に低下し,慣行暗渠圃場では流出量の2割が消失した。窒素・酸素安定同位体比からこれが脱窒に因ることが分かった。窒素は溶存有機態でも流出し,最高で硝酸態の7割を占めた。作土の水抽出窒素は有機態が卓越し,可給態窒素の最高3割であった。 本研究の結果から,これまで着目されなかった,流出時に脱窒で失われる硝酸態窒素と溶存有機態での流出が粘土質転換畑の窒素肥沃度に影響を与えうると結論づけた。
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