研究課題
基盤研究(C)
ニコチンアミド補酵素はあらゆる生物で普遍的に用いられる酸化還元補酵素である。一方、ニコチンアミド補酵素は熱安定性に乏しく、高温で容易に分解を受ける。本研究では、好熱性細菌Thermus thermophilusを主たる対象に、高温環境下でのニコチンアミド補酵素の恒常性維持に重要な役割を果たすと考えられるサルベージ合成酵素群の特性解析を行った。この結果、ニコチンアミド補酵素のサルベージ合成能が同菌の高温での生育に極めて重要な役割を果たすことを明らかにした。またニコチンアミド補酵素サルベージ合成経路をin vitroで再構成し、これにより高温域でのニコチンアミド補酵素の見かけ上の安定化を達成した。
すべて 2017 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 5件、 招待講演 4件) 図書 (1件)
Metabolic Engineering
巻: 35 ページ: 114-120
10.1016/j.ymben.2016.02.005
PloS One
巻: 11 号: 1 ページ: e0146146-e0146146
10.1371/journal.pone.0146146
Biotechnology and Bioengineering
巻: 112 号: 1 ページ: 189-196
10.1002/bit.25338
Bioresources and Bioprocessing
巻: 1 号: 1 ページ: 18-18
10.1186/s40643-014-0018-4
環境バイオテクノロジー学会誌
巻: 14 ページ: 31-36