研究課題/領域番号 |
26450141
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物有機化学
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
長田 和実 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (00382490)
|
研究分担者 |
柏柳 誠 旭川医科大学, 医学部, 教授 (20169436)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 恐怖誘起物質 / アルキルピラジン / 恐怖関連中枢 / カイロモン / kairomones / オオカミ尿成分 / 生物有機化学 / 農芸化学 / 行動生理学 / 神経生理学 / 恐怖誘発物質 |
研究成果の概要 |
本申請者らは、野生動物の制御と、共存のための有効な手段としてオオカミ尿中のピラジン化合物 (P-mix) に着目し、マウス、ラット、エゾシカなど動物種を超えて恐怖を誘起するカイロモン(天敵由来の恐怖誘起物質)であることを見出した。またピラジン化合物の構造活性相関の解明に取り組み、強い恐怖反応を誘起するピラジンの官能基の特徴を明らかにした。さらに恐怖行動を誘起する神経機構の解明に取り組み、P-mix は、通常のにおい成分とは異なり、主嗅覚系、鋤鼻系の両方を刺激し、恐怖誘発の情報を受容し、扁桃体内側部,同中心核、視床下部などを活性化し、先天的な恐怖行動や皮膚温低下などを引き起こす事を明らかにした。
|