研究課題/領域番号 |
26450253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
紫加田 知幸 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 瀬戸内海区水産研究所, 研究員 (40603048)
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研究分担者 |
得津 隆太郎 基礎生物学研究所, 環境光生物学研究部門, 助教 (60613940)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 赤潮 / 光 / 光合成 / プロテオーム解析 / 発芽 / 休眠胞子 / 珪藻 / 休眠期細胞 / 光発芽 / 全mRNA-seq / 生活環 |
研究成果の概要 |
本研究では,沿岸性珪藻の休眠期細胞が受光後にどのような細胞内の生化学反応を経て発芽誘導されるかを解析した。その結果,①休眠胞子の光合成活性は受光直後に上昇すること,②休眠胞子は受光前から主たる光合成関連タンパク質を有していて受光後も量的に変化しないこと,③ATPaseは受光直後に増加すること,④プロテオーム解析により,受光直後にクエン酸回路や糖代謝関連の酵素,その後シグナル伝達や栄養代謝関連の酵素が新たに発現することが明らかとなった。以上の結果より,休眠胞子は受光後,エネルギーを消費しながら栄養代謝等を活性化させて光合成を行い,伸長して脱殻するというシナリオが推察された。
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