研究課題
基盤研究(C)
魚類の卵母細胞における油球形成機構については、これまでの我々の研究により、油球となる脂質の供給源が血液中の超低密度リポタンパク(Vldl)であることが明らかとなり、さらにVldlは卵母細胞外で代謝され、それによって生じた遊離脂肪酸のみが卵母細胞に取り込まれることが示唆されている。本研究では、サケ科魚類やメダカ、ヨウジウオ、ゼブラフィッシュを用いて、卵母細胞における油球形成機構について、主にVldlの代謝酵素であるリポプロテインリパーゼ(Lpl)の役割に着目し、種々の解析を行った。その結果、卵濾胞細胞で発現するLplの存在が、卵母細胞内での油球形成に必須であることが示唆された。
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