研究課題
基盤研究(C)
本研究はブルークラブの尿中で脱皮前に高濃度となる脱皮前バイオマーカー且つフェロモン候補物質であるNAGLが、他の甲殻類(十脚目)でも尿中脱皮前バイオマーカーであるのかどうかを検証した。同じカニ類であり、ブルークラブ同様にメスの脱皮後に交尾を行うクリガニのメスの尿を調べた結果、NAGLは尿中に存在し脱皮前に濃度が最大となった。一方、脱皮と関係なく交尾を行うイセエビの尿中にはNAGLは検出されなかった。また、NAGLをモデル化合物として超高極性のフェロモンを精製するための方法の構築も行った。本研究の結果は脱皮の予測とフェロモンを用いた交尾行動の制御法の開発の基礎となるものである。
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