研究課題/領域番号 |
26450292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
鈴木 美和 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (70409069)
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連携研究者 |
伊藤 琢也 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (20307820)
船坂 徳子 三重大学, 生物資源学部, 助教 (50616175)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 栄養摂取 / 熱産生 / 熱保持 / 鯨類 / 体熱の産生 / 体熱の保持 / 栄養吸収 / 温度適応 / uncoupling protein / 甲状腺ホルモン / 脂肪代謝 |
研究成果の概要 |
バンドウイルカにおいて,(1)多くの栄養吸収関連遺伝子が腸全体で発現し,脂肪関連因子の発現が特に多く,腸後部で相対的に多く発現する,(2)骨格筋で甲状腺ホルモン(TH)などの作用によりATPの合成と利用,uncoupling proteinの働きを介した熱産生が盛んである可能性がある,(3)寒暖差が大きい園館のイルカで,THの血中濃度が冬季に低下し,ニューロペプチドYの濃度が秋冬に上昇する,(4)イルカ細胞へのTH投与によりATP量が有意に増加する,ことが判明した.以上から,イルカは腸で栄養素を盛んに吸収し,強大な骨格筋でこれを利用して熱を発するが,冬は代謝を下げて脂肪をためると示唆された.
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