研究課題/領域番号 |
26450327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
本台 進 神戸大学, 国際協力研究科, 名誉教授 (70138569)
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研究分担者 |
中村 和敏 長崎県立大学, 地域創造学部, 准教授 (40304084)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 所得格差 / 労働分配率 / 労働過剰 / ルイスの転換点 / 労働生産性の上昇 / 労働移動 / 実質農業賃金率 / 労働不足 / クズネッツ仮説 / 生存水準 / 未熟練労働力 / 転換点 / GDP成長率 |
研究成果の概要 |
インドネシアは経済成長を順調に達成してきたが、所得格差は拡大してきた。なぜ所得格差は拡大してきたか、経済データを分析し、その要因の解明を試みた。 そこで先ず、農業における労働の限界生産力を計測すると、現在のインドネシアではまだ労働過剰経済であることが分かった。この状況では、資本蓄積や技術進歩により労働生産性が上昇すると、労働分配率が低下し、逆に資本分配率が上昇する。その結果、所得格差が拡大することが分かった。農業から労働力が流出し、労働不足経済への転換点を通過すると、労働分配率が上昇し、所得格差が縮小に向かうことが理論的および実証的に確認できた。
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