研究課題
基盤研究(C)
本研究では,まず農地石垣が我が国のどのような地域にあるのかを明らかにするために,現地調査と表層地質から,農地石垣と表層地質に密接な関係があることを明らかにした.また,石積み擁壁とコンクリート擁壁を比較する模型実験を行った.その結果2m程度の石垣はコンクリート擁壁と同程度の強度を有することがわかった.つぎに,農家が持つ技術の継承と小規模災害復旧制度に関するアンケートを行った.その結果,農家の石垣景観への保全意識は補助制度や認定制度による影響はあまり受けず,日常的な管理は手間がかかるが崩壊時の補修では金銭面や手順の簡便さから現在も石垣を選択する場合が多いことがわかった.
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農業農村工学会論文集
巻: 85 号: 1 ページ: I_47-I_54
10.11408/jsidre.85.I_47
130005439689
棚田学会誌
巻: 16 ページ: 23-32