研究課題
基盤研究(C)
狂犬病の確定診断には脳組織を用いた直接蛍光抗体法が用いられる。この方法は頭蓋を開ける必要があり、開頭時にウイルスの飛散による実験者への感染リスクを伴う。哺乳動物には洞毛と呼ばれる感覚受容体があり、特に鼻口部皮膚に豊富に存在する。各洞毛には2,000個以上の神経終末が存在するため、洞毛が脳組織に代わる診断材料として期待されている。本研究では、狂犬病発病犬の洞毛を用いてウイルスのターゲット細胞と抗原分布について精査した。その結果、ウイルス抗原が洞毛の環状洞の高さに存在するメルケル細胞において高率に検出されることが判明した。本研究によって、洞毛が狂犬病の診断材料として極めて有用であることが示された。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 6件、 オープンアクセス 8件、 謝辞記載あり 3件、 査読あり 7件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件)
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