研究課題/領域番号 |
26450413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
田中 良和 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (50291159)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ウイルス感染症 / ネコ伝染性腹膜炎 / ネココロナウイルス / サイクロスポリン / シクロフィリン / ウイルス複製制御 / 抗ウイルス薬 / ネコウイルス性感染症 / Pin1 / ウイルス複製 / 抗ウイルス剤 |
研究成果の概要 |
ネコ伝染性腹膜炎(FIP)は,一度発症すると致死的な経過をたどる.我々はサイクロスポリン(CsA)によるFIPウイルス(FIPV)ゲノム複製および転写抑制効果を見出した. サイクロスポリンの細胞内結合蛋白質であるシクロフィリン(Cyp)のCsA結合能に影響を与える遺伝子変異体プラスミドを構築し, fcwf-4細胞に導入することによりFIPVの増殖に与える影響を解析した.その結果,CsAとの親和性を減少させる変異体は,FIPVの複製効率が低下した.本結果から,CypのCsA結合領域に結合する細胞側あるいはウイルス側因子とCsAが競合拮抗することにより,ウイルスの複製が阻害されることがわかった.
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