転写因子DAF-16/FOXOによる寿命延長機構のin vivoにおける解明

• 研究課題/領域番号: 26450500
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用分子細胞生物学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 大徳 浩照 筑波大学, 生命領域学際研究センター, 講師 (30361314)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 転写因子 / 寿命 / 老化 / 線虫 / 転写 / FOXO / DAF-16

研究成果の概要

線虫の転写因子DAF-16は様々な長命変異体において寿命延長に必須であることから、長寿遺伝子と考えられている。しかしながらそれらの研究成果は遺伝学的解析に基づくものであり、実際に長命変異体でDAF-16の転写活性が亢進しているかについては不明であった。本研究は、新たに線虫のin vivo luc systemを確立することで、寿命延長とDAF-16の転写活性との間に正の相関があることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Non-transcriptional function of FOXO1/DAF-16 contributes to translesion DNA synthesis. (2016)
  • 著者名/発表者名: Daitoku H., Kaneko Y., Yoshimochi K., Matsumoto K., Araoi S., Sakamaki J., Takahashi Y., and Fukamizu A.
  • 雑誌名: Mol. Cell. Biol. 巻: 36 号: 21 ページ: 2755-2766
  • DOI: 10.1128/mcb.00265-16
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] CTF18 interacts with replication protein A in response to replication stress (2016)
  • 著者名/発表者名: Yuta Kaneko, Hiroaki Daitoku, Chihiro Komeno, Akiyoshi Fukamizu
  • 雑誌名: Molecular Medicine Reports 巻: 印刷中
  • NAID: 120007133106
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Detection of choline and phosphatidic acid (PA) catalyzed by Phospholipase D (PLD) using MALDI-QIT-TOF/MS with 9-aminoacridine matrix (2014)
  • 著者名/発表者名: Park KE, Kim JD, Nagashima Y, Kako K, Daitoku H, Matsui M, Park GG, Fukamizu A
  • 雑誌名: Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 巻: 78 号: 6 ページ: 981-988
  • DOI: 10.1080/09168451.2014.910102
  • 査読あり
• [学会発表] 転写因子FOXO1/DAF-16の高グルコースに応答したアセチル化制御機構 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大徳浩照、小沼久里子、平田優介、坂井愛理、稲川貴之、深水昭吉
  • 学会等名: 第89回日本生化学会大会
  • 発表場所: 東北大学（宮城県・仙台市）
  • 年月日: 2016-09-25
• [学会発表] 線虫を用いた転写因子FOXO1の翻訳後修飾制御機構のin vivo解析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大徳 浩照、小沼 久里子、平田 優介、新生 翔、深水 昭吉
  • 学会等名: Front Runner of Future Diabetes Research第５回研究発表会
  • 発表場所: ホテル椿山荘東京（東京都・文京区）
  • 年月日: 2016-07-23
• [学会発表] S期の紫外線DNA損傷応答におけるフォークヘッド型転写因子FOXO1/DAF-16の役割 (2016)
  • 著者名/発表者名: 金子悠太、大徳浩照、深水昭吉
  • 学会等名: 冬の若手ワークショップ
  • 発表場所: 山中湖 ホテル清渓（山梨県山中湖村）
  • 年月日: 2016-02-05
• [学会発表] ゲノム編集技術を用いた転写因子DAF-16の寿命制御機構の解明 (2016)
  • 著者名/発表者名: 新生翔、大徳浩照、深水昭吉
  • 学会等名: 冬の若手ワークショップ
  • 発表場所: 山中湖 ホテル清渓（山梨県山中湖村）
  • 年月日: 2016-02-05
• [学会発表] 長寿転写因子FOXO1/DAF-16のDNA損傷応答メカニズム (2015)
  • 著者名/発表者名: 大徳浩照、深水昭吉
  • 学会等名: BMB2015
  • 発表場所: 神戸ポートピアホテル（兵庫県神戸市）
  • 年月日: 2015-12-04
• [学会発表] 長寿転写因子FOXO1/DAF-16のグルコースに応答したアセチル化制御機構の解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 小沼久里子、大徳浩照、深水昭吉
  • 学会等名: BMB2015
  • 発表場所: 神戸国際展示場（兵庫県神戸市）
  • 年月日: 2015-12-04
• [学会発表] 線虫におけるCRISPR/cas9ゲノム編集技術を用いた転写因子DAF-16の転写活性化能欠失変異体の樹立 (2015)
  • 著者名/発表者名: 新生翔、大徳浩照、深水昭吉
  • 学会等名: BMB2015
  • 発表場所: 神戸国際展示場（兵庫県神戸市）
  • 年月日: 2015-12-01
• [学会発表] 長寿変異体における転写因子DAF-16の転写活性化能の評価 (2015)
  • 著者名/発表者名: 新生 翔, 大徳 浩照, 金子 悠太, 廣田 恵子, 深水 昭吉
  • 学会等名: 冬の若手ワークショップ 2015
  • 発表場所: ホテル松本楼（群馬県渋川市伊香保町）
  • 年月日: 2015-02-06
• [学会発表] 長寿転写因子DAF-16のin vivoにおける制御機構の解明 (2014)
  • 著者名/発表者名: 米野 千尋, 新生 翔, 大徳 浩照, 金子 悠太, 深水 昭吉
  • 学会等名: 第87回 日本生化学会年会
  • 発表場所: 京都国際会館（京都市左京区）
  • 年月日: 2014-10-17
• [学会発表] 紫外線DNA損傷応答におけるフォークヘッド型転写因子FOXO1/DAF-16の役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 金子 悠太, 大徳 浩照, 吉用 賢治, 松本 佳保里, 米野 千尋, 深水 昭吉
  • 学会等名: 第87回 日本生化学会年会
  • 発表場所: 京都国際会館（京都市左京区）
  • 年月日: 2014-10-17