研究課題
基盤研究(C)
トランスポーター改変による有用物質生産の向上を目指して解析を行った。研究対象は、多くの有用物質を生産する麹菌(Aspergillus oryzae)を選択した。麹菌のトランスポーターと予測される640個の遺伝子のうち、約1割の遺伝子が膜上に存在しないことを特定した。次に、麹菌のアミノ酸トランスポーターの遺伝子破壊株を多数作製し、詳細な解析を行った。その結果、リジントランスポーター遺伝子を破壊すると、アンピシリン生産が抑制される条件下でもアンピシリン生合成遺伝子の発現量上昇が確認された。これらの解析で得られた情報は、糸状菌における有用物質の大量生産のための基盤情報となる。
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J. Biol. Macromol
巻: 16 ページ: 9-15
130007490911
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: 印刷中 号: 9 ページ: 1776-1780
10.1080/09168451.2016.1176517