研究課題
基盤研究(C)
リーリンは脳の形成と機能に必須の巨大分泌蛋白質であり、その機能低下が精神神経疾患の発症や増悪化に寄与する。我々はリーリンのC末端領域(CTR)が効率的なDab1リン酸化に必須であることを見出した、リーリンCTRだけを欠損するノックインマウスを作製した。このマウス脳で生後大脳の樹状突起構造に異常が生じるとともに統合失調症様の症状を示した。さらに我々はリーリンがプロテアーゼADAMTS-3によって不活化されることを見出した。ADAMTS-3欠損マウス脳ではリーリン分解が著減し、下流シグナルは亢進していた。すなわちADAMTS-3の阻害はリーリンの量と機能を上昇させることが証明された。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (48件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件) 図書 (1件)
J Neurosci
巻: 37 号: 12 ページ: 3181-3191
10.1523/jneurosci.3632-16.2017
Sci. Rep.
巻: 6 号: 1 ページ: 28636-28636
10.1038/srep28636
Neuroscience
巻: 336 ページ: 20-29
10.1016/j.neuroscience.2016.08.039
J Biochem.
巻: 159 ページ: 305-312
10.1093/jb/mvv102
Neurosci. Res.
巻: 未定 ページ: 11-17
10.1016/j.neures.2016.03.003
The Journal of Neuroscience
巻: 35(11) 号: 11 ページ: 4776-4787
10.1523/jneurosci.4119-14.2015
巻: 88 ページ: 23-27
10.1016/j.neures.2014.08.001
J. Biol. Chem.
巻: 289 号: 18 ページ: 12922-12930
10.1074/jbc.m113.536326