研究課題/領域番号 |
26460126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 日本薬科大学 |
研究代表者 |
高野 文英 日本薬科大学, 薬学部, 教授 (20236251)
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研究分担者 |
桜田 誓 日本薬科大学, 薬学部, 教授 (30279244)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 防己黄耆湯 / シノメニン / 抗侵害刺激作用 / 鎮痛作用 / 神経障害性疼痛 / 非オピオイド性鎮痛薬 / 抗炎症 / アルカロイド / モルヒナン / 鎮痛 / 腫瘍壊死因子 / 慢性障害性疼痛 / 麻佛散 / アロディニア |
研究成果の概要 |
防己はツヅラフジ科を基原とし、リウマチなどの痛みに有効性を示すが、その作用機序は未解明である。防己黄耆湯およびこれに含まれるシノメニンは、熱刺激や化学刺激による痛みに鎮痛作用を示すとともに坐骨神経を結紮した臨床に近い痛みに対しても効果があった。シノメニンは麻薬性鎮痛薬のモルヒネに構造が類似するが、痛みを抑える機序はモルヒネとは異なることも分かった。さらに詳細な検討を加えた結果、炎症性を抑えるメカニズムが関与している一部に関与している可能性が考えられた。防己黄耆湯および主成分のシノメニンは、麻薬性鎮痛薬とは異なるタイプの痛み止めになり、慢性的な痛みに対して有効である可能性が考えられた。
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