研究課題
基盤研究(C)
ヒトのウイルス感染症に対する医薬品は非常に限られている。そこで、多くのウイルスの感染・増殖に必須な宿主機構である N-結合型糖鎖合成に着目した。本プロセスに関与する酵素は原理的に薬剤耐性回避型抗ウイルス薬の標的酵素になるとし、本研究オリジナルな蛍光基質を用いて、化合物ライブラリよりヒト細胞内で機能する阻害剤を探索し、得られた化合物を評価した。その結果、前述した社会的要請に応えることが期待される、幅広いウイルスに効果を発揮する抗ウイルス薬開発へむけての着実な一歩になる結果（化合物）が得られた。
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Bioorganic Medicinal Chemistry
巻: 23 号: 1 ページ: 73-79
10.1016/j.bmc.2014.11.023
