研究課題/領域番号 |
26460173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
石田 功 帝京平成大学, 薬学部, 教授 (00415556)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 耐性菌 / ポンプ / 抗菌薬 / 多剤耐性緑膿菌 / 薬剤排出ポンプ / コリスチン / 緑膿菌 / 一本鎖抗体 / 排出システム |
研究成果の概要 |
薬剤排出口細胞外突出部のLoop1およびLoop2に結合する一本鎖抗体(4P94,4P41)をファージディスプレイ法により取得し、それらの1~3量体を大腸菌で生産し、ProteinA、HisTrap、LPS除去カラムを使用して精製した。4P94、4P41の1~3量体をコリスチンと併用した場合に、緑膿菌(通常菌PAO-1、多剤耐性菌nalB、NCGM2.S1)に対するコリスチンのMIC(最小生育阻止濃度)が1/2~1/4まで低下することを見出した。 コリスチンの副作用として腎障害と神経障害が知られており、これらの抗体の併用により、臨床における副作用を軽減できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、多剤耐性菌の薬剤排出システムを抑制する一本鎖VHH抗体を補助薬に使って、病原細菌の耐性化によって使用できなくなっている抗生物質医薬品を有効な抗菌薬としてリバイバルさせようというもので、実現できれば我が国の保健医療政策に大きな経済効果を及ぼすと期待される。
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