白色脂肪の褐色化：RXRアゴニスト・有機スズによる制御とその機構

• 研究課題/領域番号: 26460184
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境・衛生系薬学
• 研究機関: 国立医薬品食品衛生研究所
• 研究代表者: 最上 知子 国立医薬品食品衛生研究所, 生化学部, 主任研究官 (90174333)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: RXRアゴニスト / 白色脂肪組織 / 白色脂肪褐色化 / ベージュ細胞分化 / トリブチルスズ / 白色脂肪細胞 / 肥満抑制 / 脂肪細胞分化 / 脂肪細胞褐色化 / RXR / 有機スズ / ベージュ細胞 / 褐色脂肪細胞

研究成果の概要

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞は発生系列が異なり、エネルギー貯蔵と熱産生の別個の役割を持つ。核内受容体RXRアゴニストPA024は高脂肪食マウスの酸素消費量を増大し、肥満を抑制した。本研究ではメカニズムを解析し、PA024投与により白色脂肪組織に褐色脂肪に特徴的な遺伝子群が顕著に発現することを示した。褐色化は白色脂肪前駆細胞のPA024直接処理により、また他の合成RXRアゴニストやトリブチルスズによっても認められた。

研究成果

• [学会発表] RXRアゴニストPA024はマウス白色脂肪組織の遺伝子発現を変化させ肥満を抑制する (2016)
  • 著者名/発表者名: 最上-重本由香里、崔 紅艶、佐藤陽治、影近弘之、首藤紘一、最上(西巻)知子
  • 学会等名: 日本レチノイド研究会第27回学術集会
  • 発表場所: 昭和薬科大学（東京都町田市）
  • 年月日: 2016-10-22