研究課題
基盤研究(C)
本研究では、薬物の透析除去率(fd)の定量的予測法の構築を目的として、特にダイアライザーの透過クリアランス(KoA)に着目した解析を行った。約80薬物に関して、KoAを組み入れた予測式によるfdの予測値と文献報告値を比較したところ、両者は良好に一致した。この結果は、KoAがfdの重要な決定因子であり、in vitro実験でKoAを正しく評価することでin vivoにおけるfdを精度よく予測可能であることを示唆するものである。今後は、in vitro透析実験を行いKoAの実測するとともに、透析導入患者の臨床検体の分析を行うことで、本予測法の臨床的有用性の検証を進める予定である。
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