研究課題/領域番号 |
26460536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 自治医科大学 (2015-2017) 北里大学 (2014) |
研究代表者 |
崔 龍洙 自治医科大学, 医学部, 教授 (50306932)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 黄色ブドウ球菌 / 持続感染 / 表現型スイッチング / ゲノム逆位 / Flip-flop inversion / phenotype switching / heterogeneity / 多剤耐性菌 / MRSA / phenotype switching / 多剤耐性 |
研究成果の概要 |
本研究を通じて、目的とした持続感染設立メカニズムについて、以下のような結論を得た。1)感染初期にLCVsが産生した毒素が組織を障害して至適な感染の場を作り、2)感染中期にLCVsがバイオフィルムを形成することで強固な防護壁に囲まれた感染巣を構築し、3)感染後期に菌が免疫回避に有利なSCVsと化学療法に抵抗するLCVsの2つの性質を使い分けることで持続感染が成立するという感染モデルが考えられる。即ち、本菌の表現型スイッチングが、生体防御の回避能力を持つSCV型を維持したことで長期間に渡る持続感染が維持できる遺伝学的要因であると結論付けた。
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