慢性腎臓病進行抑制のための医薬連携システムの確立と検証

• 研究課題/領域番号: 26460588
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 齋藤 知栄 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40444046)
• 研究分担者: 山縣 邦弘 筑波大学, 医学医療系, 教授 (90312850)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2019-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2018年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 慢性腎臓病 / 服薬指導

研究成果の概要

人口20万人規模の都市の主として調剤薬局に勤務する薬剤師を対象とした地元の薬剤師会の会員192名を対象に、CKD療養指導に関するアンケート形式で調査を行った。
腎臓病に関する服薬指導を進めるためには、血清クレアチニンやeGFRなどの検査所見を含む医療情報の提供の必要性が大きく認められ、情報提供手段が今後の課題である。腎臓病療養指導士の認知度は9％であったが、制度の案内により18％は今後取得予定であると回答しており、制度の認知度が高まると取得を目指す薬剤師が増え、腎臓病に関する指導も増えCKD重症化予防が進むことが期待された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の調査で、調剤薬局の薬剤師は腎臓病療養指導に対する関心は高く、より良い指導のための医療情報の提供の要望が高かった。一方、調剤薬局薬剤師の中で腎臓病療養指導士制度の認識はまだ十分とは言えず、制度の情報提供を今後広く十分に展開することで服薬指導に腎臓病療養指導を盛り込むことが期待され、CKD重症化予防につながる可能性が示唆された。