研究課題/領域番号 |
26460695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
倉田 二郎 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (50349768)
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研究協力者 |
小日向 浩行
池田 衣里
張 碩
李 天嬌
槇田 浩史
澤村 成史
紺野 慎一
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / 磁気共鳴画像法 / オフセット鎮痛 / 内因性鎮痛機構 / 下行性疼痛抑制系 / 報酬系 / 機能的結合性 / 灰白質密度 / 機能的磁気共鳴画像法 / 安静時機能的磁気共鳴画像法 / Voxel-based morphometry / 拡散強調画像法 / 下行性疼痛修飾系 / 脳バイオマーカー / voxel-based morphometry / 拡散テンソル画像法 / 痛覚過敏 |
研究成果の概要 |
熱により痛み刺激を1℃だけ短時間に増減することにより、痛み感覚の大幅な減少を来す減少をオフセット鎮痛と呼ぶ。慢性疼痛患者と健康被験者を対象に、熱刺激装置PATHWAYとマルチモーダル機能的磁気共鳴画像法を用いて、その脳内メカニズムと慢性疼痛脳内機構を考察した。 熱痛み刺激増加時間を延長するとオフセット鎮痛がより強くなった。慢性疼痛患者ではオフセット鎮痛が弱かったが、この延長によりオフセット鎮痛が増大した。オフセット鎮痛時には下行性疼痛抑制系と報酬系に関わる脳部位が働き、これが慢性疼痛患者では減弱することを示した。慢性疼痛患者では前帯状皮質と前島皮質が萎縮し、これが報酬系回路の減弱と関連した。
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