研究課題/領域番号 |
26460711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 (2015-2016) 関西医療大学 (2014) |
研究代表者 |
西尾 尚子 和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員 (40648359)
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研究分担者 |
谷口 亘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20453194)
中塚 映政 関西医療大学, 保健医療学部, 客員教授 (30380752)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | patch-clamp / 鍼刺激 / in vivo パッチクランプ / IPSC / 脊髄後角 / in vivoパッチクランプ法 / 鍼灸 / 疼痛抑制 |
研究成果の概要 |
鍼治療は慢性疼痛に対して有効な治療の1つであるが、その鎮痛メカニズムは未だ明らかではない。本研究では鍼刺激が脊髄後角におけるシグナル伝達に及ぼす影響についてin vivo パッチクランプ法により解析を行った。鍼刺激は、神経障害性モデルラットにおいて興奮性シナプス後電流の発生頻度並びに振幅に影響を与えなかった。一方、抑制性シナプス後電流の発生頻度を有意に増加させ、振幅には影響を与えなかった。すなわち鍼刺激はシナプス前性に作用して抑制性神経伝達物質であるGABAやグリシンの放出を増強させることにより脊髄後角ニューロンの興奮性を抑制させることで鎮痛作用をもたらすことが示唆された。
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