研究課題/領域番号 |
26460779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
木庭 新治 昭和大学, 医学部, 教授 (20276546)
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研究分担者 |
横田 裕哉 昭和大学, 医学部, 講師 (00465105)
正司 真 昭和大学, 医学部, 講師 (50384392)
角田 史敬 昭和大学, 医学部, 講師 (60384393)
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研究協力者 |
小風 暁
小川 睦美
高尾 哲也
清水 史子
高田 明和
本橋 美希
Harris William S
古山 史晃
荒井 研
豊崎 瑛士
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 多価不飽和脂肪酸 / トランス脂肪酸 / 急性冠症候群 / 食習慣 / 野菜 / 魚介類 / 脂質 / 食事歴質問票 / コレステロール / 心不全 / アミノ酸 / 脂肪酸 / 栄養 / 食事 / 必須アミノ酸 / うっ血性心不全 / 食物摂取頻度調査 / トリプトファン / 動脈硬化 |
研究成果の概要 |
健康な中高年男性と同年齢の急性冠症候群(ACS)男性の血中脂肪酸と食習慣を比較した。総脂肪酸とトランス脂肪酸(TFA)濃度は同等であったが、ACS群でパルミトエライジン酸(天然型TFA)は有意に低く、トランス型リノール酸(工業型)は有意に高値であった。採血前1ヶ月間の食習慣の比較では、摂取エネルギーは同等であったが、ACS群でカリウム、カルシウム、鉄、コレステロールは有意に低値、n3系多価不飽和脂肪酸(n3-PUFA)は少ない傾向であった。食品群では、ACS群で砂糖類、菓子類、油脂類は有意に多く、芋類、緑黄色野菜、その他の野菜、卵類の摂取量は有意に少く、魚介類は少ない傾向であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ACS患者は同年齢の健康人と比較し、芋類、野菜類、魚介類の摂取量が少なく、その結果カリウム、カルシウム、n3系多価不飽和脂肪酸(n3-PUFA)の摂取量が少なかった。ACS患者で卵類およびコレステロール摂取量はむしろ少なく、砂糖類、菓子類や油脂類の摂取量は多かった。ACSで工業型トランス脂肪酸(TFA)濃度は有意に高値であったが、天然型TFA、n3-PUFAおよびn6-PUFAの血中濃度が有意に低値であった。天然型TFA濃度がn3-PUFA濃度と正相関を示した。ACS予防のためには天然型TFA、芋類、野菜、魚介類を積極的に摂取すべきである。これらは新知見であり、今後さらなる検討が必要である。
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