研究課題/領域番号 |
26460786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
八木 雅之 同志社大学, 生命医科学部, 准教授 (10599583)
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研究分担者 |
米井 嘉一 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (40191655)
山田 秀和 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (30220396)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 皮膚老化指標 / 糖化度検査 / 角層CML / テープストリッピング |
研究実績の概要 |
【研究の目的】アンチエイジングの観点から糖化ストレスによる皮膚老化の評価法確立するため、皮膚角層サンプルを非侵襲的に採取し、糖化反応最終生成物(advansed glycation end products: AGEs)の一種であるNε-(carboxymethyl)lysine: CML)を測定する方法を構築するとともに、皮膚角層中CMLが皮膚の糖化や老化進行にどのように関わるかを解析することを目的とした。 【研究の方法】市販の粘着シートを被験者の頬または上腕内側部に貼り付けて角層を剥離採取後、界面活性剤を含む緩衝液中で角層蛋白を抽出し、蛋白あたりのCML量を測定した(テープストリッピング法)。被験者として20~60歳代の健康女性66名の上腕内側部角層中CMLを測定すると共に、キュートメーターによって皮膚弾力、AGE Readerによって皮膚中AGEs蓄積量を測定した。 【研究の結果】テープストリッピング法による蛋白の添加回収率は98.2~99.5%で良好であった。角層蛋白あたりのCML量は、頬よりも上腕内側が多かった。健康女性66名の上腕内側部角層CML量は、蛋白1mgあたり67±33.7μgであった。角層CML量は被験者の年齢および皮膚中AGEs蓄積量と正の相関性を示した。一方、角層CML量は皮膚弾力性指標とは負の相関性を示した。 【結論】テープストリッピング法による角層CMLの測定が可能になった。角層CMLは加齢、皮膚弾力、皮膚中AGEs蓄積量との関連性を示したことから、糖化ストレスによる皮膚老化の評価指標として応用できる可能性を確認した。
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