研究課題/領域番号 |
26460811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
李 卿 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (50250048)
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研究分担者 |
川田 智之 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (00224791)
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研究協力者 |
小林 麻衣子
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 免疫毒性 / カーバメイト系農薬 / NK活性 / 抗がん免疫機能 / パーフォリン / グランザイム / グラニューライシン / アポトーシス / Perforin / Granzymes / Granulysin / in vitro / NK活性 / Thiram / Ziram / Maneb / Carbaryl / NK細胞 / Granzyme / T細胞 / Carbarylである。 |
研究成果の概要 |
本研究は予防医学の視点からカーバメイト系農薬が以下の機序で抗がん免疫機能を抑制することを解明した。その1は1カーバメイト系農薬Thiram、Ziram、Maneb及びCarbarylがPerforin/Granzyme/Granulysin系への影響を介して抗がん免疫細胞であるNK、CTL及びLAK活性を抑制する。その2はカーバメイト系農薬が抗がん免疫細胞であるNK細胞とT細胞のアポトーシスを誘導して抗がん免疫機能を抑制する。さらに化学物質の免疫毒性評価においてNK細胞内Perforin、Granzymes及びGranulysin の測定はNK活性測定の代替法として有望であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は予防医学の視点からカーバメイト系農薬が以下の機序で抗がん免疫機能を抑制することを解明した。その1は1カーバメイト系農薬がPerforin/Granzyme/Granulysin系への影響を介して抗がん免疫細胞活性を抑制する。その2はカーバメイト系農薬が抗がん免疫細胞のアポトーシスを誘導して抗がん免疫機能を抑制する。これによってカーバメイト系農薬による 抗がん免疫機能への影響及びそのメカニズムを解明した。さらにカーバメイト系農薬による腫瘍監視機構機能の低下を介する発癌、化学物質過敏症、アレルギー等の免疫関連疾患への影響の解明にも大きく貢献した。
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