研究課題
基盤研究(C)
MonoSpinカラムを使用した全血中からの薬物抽出の簡素化を目的に、スルーポア(通過孔)とメソポア(細孔)の大きさを変化させた全血用のモノリスカラムを作成して種々の特性の検証を加えた。全血を5倍希釈して1000rpmで2分間遠心分離することで薬物の吸着を行った。定量範囲を検討した結果、概ね2000ng/mLまで直線性(r>0.992)が得られ、検出下限は0.5ng/mL(一部10ng/mL)であった。また、再現性も確認できた。本方法は、濃縮操作を必要としないため前処理時間が短縮でき、遠心分離器を使用した簡便な操作のため人為的な誤差の抑制が可能となると期待される。
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