研究課題
基盤研究(C)
慢性腎臓病(CKD)では、身体能力の低下が腎機能を悪化させるリスクとなり、さらには、心血管病発症率を大きく上昇させる。消化管ホルモンであるグレリンは、ラット骨格筋ミトコンドリアに作用して酸素消費を増やすと報告された。そこでグレリンがCKDに伴うミトコンドリア不全を改善する可能性を考え、5/6腎摘CKDモデルマウスにグレリンを週3回腹腔内投与し、1ヶ月後に骨格筋ミトコンドリアと身体能力を検討した。グレリンは5/6腎摘マウスの筋力と持久力を増加させ、5/6腎摘により低下した身体能力を効率よく改善した。グレリン投与マウスの下腿筋では、ミトコンドリアの活性化に加えて筋肉量の増加を認めた。
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Scientific Reports
巻: -
Endocrinology
巻: 156 ページ: 3638-3648
Kindney International
巻: (印刷中) 号: 6 ページ: 1330-1339
10.1038/ki.2013.473