研究課題
基盤研究(C)
多様な生理活性を持つリゾホスファチジン酸(LPA)の受容体の一つであるLPA5は腸管免疫系やマスト細胞で高発現が示されている。LPA5欠損マウスに各種炎症性腸炎モデルを試験した結果、Th2応答優位のオキサゾロン誘導性腸炎モデルで感受性が高いことを見出した。Th2応答に関連し、マスト細胞の関与する全身性受動アナフィラキシー応答でも増悪化が見られた。腹腔洗浄液のFACS解析では、LPA5欠損のマスト細胞の数に異常はなかったが、細胞密度を示すSSCが高く、FcεRIαが高発現していた。またマクロファージ数が減少し、B細胞が増加しており、LPA5欠損マウスではTh2優位に偏っている可能性が示唆された。
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