研究課題
基盤研究(C)
8%高食塩食では高血圧を発症しない野生型マウス(C57BL/6J)で、2%食塩水飲水により12週後の血圧が146/100 mmHgへ上昇し、食塩依存性高血圧モデルを確立した。このモデルで特異的キマーゼ阻害薬は用量依存性に降圧及び心拍数減少効果を示した。一方、既存の降圧薬投与では、アンジオテンシン受容体拮抗薬とアルドステロン受容体拮抗薬がわずかに、しかし、有意に降圧及び心拍数減少効果を示した。さらに、各臓器のキマーゼ依存性アンジオテンシンⅡ産生活性は、主に、消化管そして皮膚・骨格筋で有意に増加していた。すなわち、高食塩負荷に伴なう組織キマーゼ活性化が昇圧と交感神経活性化を促す事を証明した。
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Am J Physiol Heart Circ Physiol
巻: 309 号: 11 ページ: H1987-H1996
10.1152/ajpheart.00721.2014