研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、胸腺癌組織のゲノム・トランスクリプトーム解析により、治療標的となりうる変異・増幅・融合等の遺伝子異常の同定を行うことである。胸腺癌52例のFFPE腫瘍組織でIonAmpliseq Cancer Hotspot Panel v2によるがん遺伝子hot spotの遺伝子変異解析が行われ、7人の患者にTP53, KRAS, FBXW7, NRASの変異が同定された。腫瘍組織および正常組織の新鮮凍結組織(10例)で次世代シークエンサー解析を行い、C>T transitionsが63.4%と優位であり、TET2変異と高頻度のメチル化、mRNA発現レベルの低下の相関を認めた。
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Lung Cancer
巻: 93 ページ: 77-81
10.1016/j.lungcan.2016.01.004