研究課題/領域番号 |
26461475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
関根 知世子 帝京大学, 医学部, 講師 (40392005)
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研究分担者 |
南木 敏宏 東邦大学, 医学部, 准教授 (00282749)
河野 肇 帝京大学, 医学部, 准教授 (60585074)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 関節リウマチ / Notch / 炎症性メディエーター |
研究実績の概要 |
関節リウマチ(RA)モデルマウスにおいて、発生に重要なNotchリガンド分子のDelta-like 1(DLL1)を阻害すると関節炎が抑制された。そのメカニズムとして破骨細胞の分化を制御することによる骨破壊の抑制を報告した。この骨破壊抑制機構に加え、DLL1阻害はRA関連の炎症性メディエーターの産生も抑制する可能性を見出した。そこで、DLL1阻害による関節炎抑制機序の全容を解明しDLL1がRA治療の新たな標的分子として有用であるか明確にすることを目的とした。 RAモデルマウスおよびRA患者由来の滑膜線維芽細胞においても、マクロファージ上のDLL1が滑膜線維芽細胞上のNotch2を活性化することによりIL-6とMMP-3の産生を増強させること、滑膜組織においてマクロファージと滑膜線維芽細胞は隣接しており実際に相互作用していること、を明らかにした。また、RAモデルマウスにおいて、DLL1阻害によりGM-CSFの産生も抑制された。マウス滑膜線維芽細胞によるGM-CSF産生は検出されなかったが、RA滑膜線維芽細胞によるGM-CSF産生にはDLL1が関与していた。T細胞によるGM-CSF産生とDLL1の関係を明らかにする必要はあるが、DLL1はRA治療の新たな標的分子として有用であると考えられた。
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