EBウイルス感染に伴い発現変化するBリンパ腫細胞遺伝子の網羅的解析

• 研究課題/領域番号: 26461588
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 小児科学
• 研究機関: 高知大学
• 研究代表者: 藤枝 幹也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (60209020)
• 研究分担者: 大畑 雅典 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授 (50263976) ; 村上 雅尚 高知学園短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (80571017)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: ウイルス / リンパ腫 / 感染症

研究成果の概要

EBウイルス(EBV)は加齢性リンパ腫や移植後リンパ増殖性疾患などのB細胞リンパ腫の発症に関与する。今回、EBVⅢ型潜伏感染様式を示すB細胞リンパ腫において、感染に伴い発現変化する遺伝子発現解析を行った。同一症例から樹立された同じクローン由来のペアリンパ腫細胞株を用いて、マイクロアレイで比較解析した。その結果、EBV陽性リンパ腫細胞で発現亢進がみられた遺伝子は、細胞周期制御に関わる遺伝子、細胞の分化制御に関わる遺伝子、細胞接着に関わる遺伝子、チロシンキナーゼ/受容体をコードする遺伝子、LMP1と相互作用する遺伝子などであり、これらがEBV陽性リンパ腫の発症、病態形成に関与することが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] The true distribution volume and Bioavailability of mizoribine in children with chronic kidney disease. (2017)
  • 著者名/発表者名: Nagai T, Uemura O, Kaneda H, Ushijima K, Ohta K, Gotoh Y, Satomura K, Shimizu M, Fujieda M, Morooka M, Yamada M, Wada N, Hashimoto Y.
  • 雑誌名: Clin. Exp. Nephrol. 巻: 印刷中 号: 5 ページ: 884-888
  • DOI: 10.1007/s10157-016-1353-x
  • 査読あり
• [雑誌論文] Monitoring of Epstein-Barr virus load and killer T cells in patients with juvenile idiopathic arthritis treated with methotrexate or tocilizumab. (2017)
  • 著者名/発表者名: Mikiya Fujieda, Kazushi Tsuruga, Tetsuya Sato, Hiroaki Kikuchi, Wataru Tamaki, Masayuki Ishihara, Masaki Yamamoto, Taku Oishi, Hiroshi Tanaka, Masanori Daibata.
  • 雑誌名: Modern Rheumatology 巻: 27 号: 1 ページ: 66-71
  • DOI: 10.1080/14397595.2016.1177247
  • 査読あり
• [雑誌論文] Preconception gynecological risk factors of postpartum depression among Japanese women: The Japan Environment and Children's Study (JECS). (2017)
  • 著者名/発表者名: Muchanga SM, Yasumitsu-Lovell K, Eitoku M, Mbelambela EP, Ninomiya H, Komori K, Tozin R, Maeda N, Fujieda M, Suganuma N.
  • 雑誌名: J Affect Disord. 巻: 217 ページ: 34-41
  • DOI: 10.1016/j.jad.2017.03.049
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Incidence and outcomes of uterine rupture among women with prior caesarean section: WHO Multicountry Survey on Maternal and Newborn Health. (2017)
  • 著者名/発表者名: Motomura K, Ganchimeg T, Nagata C, Ota E, Vogel JP, Betran AP, Torloni MR, Jayaratne K, Jwa SC, Mittal S, Dy Recidoro Z, Matsumoto K, Fujieda M, Nafiou I, Yunis K, Qureshi Z, Souza JP, Mori R.
  • 雑誌名: Sci Rep. 巻: 7 号: 1 ページ: 44093-44093
  • DOI: 10.1038/srep44093
  • NAID: 120007134943
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Ecology of Merkel Cell Polyomavirus in Healthy Skin Among Individuals in an Asian Cohort (2016)
  • 著者名/発表者名: Hashida Y, Kamioka M, Tanaka M, Hosokawa S, Murakami M, Nakajima K, Kikuchi H, Fujieda M, Sano S, Daibata M
  • 雑誌名: J Infect Dis 巻: 213(11) 号: 11 ページ: 1708-1716
  • DOI: 10.1093/infdis/jiw040
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Effect of naftopidil on brain noradrenaline-induced decrease in arginine-vasopressin secretion in rats (2016)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto M, Shimizu T, Shimizu S, Higashi Y, Nakamura K, Fujieda M, Saito M
  • 雑誌名: J Pharmacol Sci 巻: 132 号: 1 ページ: 86-91
  • DOI: 10.1016/j.jphs.2016.09.002
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Population pharmacokinetics of mizoribine in pediatric patients with kidney disease. (2016)
  • 著者名/発表者名: Kaneda H, Shimizu M, Ohta K, Ushijima K, Gotoh Y, Satomura K, Nagai T, Fujieda M, Morooka M, Yamada M, Wada N, Takaai M, Hashimoto Y, Uemura O.
  • 雑誌名: Clin. Exp. Nephrol. 巻: 印刷中 号: 5 ページ: 757-763
  • DOI: 10.1007/s10157-015-1209-9
• [雑誌論文] Transition of adolescent and young adult patients with childhood-onset chronic disease from pediatric to adult renal services: a nationwide survey in Japan. (2016)
  • 著者名/発表者名: Hattori M, Iwano M, Sako M, Honda M, Okada H, Akioka Y, Ashida A, Kawasaki Y, Kiyomoto H, Terada Y, Hirano D, Fujieda M, Fujimoto S, Masaki T, Maruyama S, Matsuo S.
  • 雑誌名: Clin. Exp. Nephrol. 巻: 印刷中 号: 6 ページ: 918-925
  • DOI: 10.1007/s10157-016-1231-6
• [雑誌論文] PCR array analysis of gene expressi on profiles in chronic active Epste in-Barr virus infection (2014)
  • 著者名/発表者名: Murakami M, Hashida Y, Imajoh M, Ma eda A, Kamioka M, Senda Y, Sato T, Fujieda M, Wakiguchi H, Daibata M
  • 雑誌名: Microbes a nd Infection 巻: (掲載決定) 号: 7 ページ: 581-586
  • DOI: 10.1016/j.micinf.2014.04.004
  • 査読あり
• [雑誌論文] Importance of eval uation of the right coronary artery by two-dimensional echocardiograph y in patients after Kawasaki diseas e : a right parasternal approach (2014)
  • 著者名/発表者名: Tamaki W, Tsuda E, Igarashi T, Tana ka N, Fujieda M.
  • 雑誌名: He art Vessels 巻: (掲載決定) 号: 2 ページ: 178-185
  • DOI: 10.1007/s00380-014-0476-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] ロタウイルス腸炎と急性腎障害(AKI) (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤枝幹也、芦田 明、森田 拓、石原正行、太田和秀
  • 雑誌名: 小児科診療 巻: 77 ページ: 779-784
  • 査読あり
• [雑誌論文] 二次性腎移植後にBKウイルス腎症を発症し、免疫グロブリン療法で軽快した女児例 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石原正行、浅野達雄、吉田雅樹、石塚喜世伸、菅原典子、辻本裕子、秋岡祐子、田邊一成、藤枝幹也、服部元史
  • 雑誌名: 日本小児腎不全学会雑誌 巻: 34 ページ: 69-71
  • 査読あり
• [学会発表] ロタウイルス胃腸炎に伴う腎後性腎不全―成因に対する考察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 藤枝幹也
  • 学会等名: 第19回福岡小児腎疾患治療研究会
  • 発表場所: 西鉄グランドホテル（福岡県・福岡市）
  • 年月日: 2016-11-05
  • 招待講演
• [学会発表] 腎移植におけるEBVの動態と抑制について (2016)
  • 著者名/発表者名: 藤枝幹也
  • 学会等名: 第24回北陸腎疾患・血液浄化療法研究会
  • 発表場所: ポルテ金沢（石川県・金沢市）
  • 年月日: 2016-10-29
  • 招待講演
• [学会発表] 急性腎盂腎炎による続発性偽性低アルドステロン症と考えられた２歳男児例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 濱本 諒，石原正行，澤井孝典，長尾佳樹，山本雅樹，大石 拓，久川浩章，藤枝幹也
  • 学会等名: 第51回日本小児腎臓病学会学術集会
  • 発表場所: ウインクあいち（愛知県・名古屋市）
  • 年月日: 2016-07-07
• [学会発表] neonatal AKIがCKDの原因と考えられた１例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 長尾佳樹，石原正行，山本雅樹，大石 拓，島崎洋成，藤枝幹也
  • 学会等名: 第51回日本小児腎臓病学会学術集会
  • 発表場所: ウインクあいち（愛知県・名古屋市）
  • 年月日: 2016-07-07
• [学会発表] 先天性QT延長症候群（1型）を合併したLoeys-Diets症候群の周術期管理の経験 (2016)
  • 著者名/発表者名: 山本雅樹，玉城 渉，北村祐介，藤枝幹也
  • 学会等名: 第52回日本小児循環器学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京ドームホテル（東京都）
  • 年月日: 2016-07-06
• [学会発表] 先天性左室憩室の2例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 玉城 渉，山本雅樹，北村祐介，藤枝幹也
  • 学会等名: 第52回日本小児循環器学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京ドームホテル（東京都）
  • 年月日: 2016-07-06
• [学会発表] 慢性好酸球性肺炎と考えられた９歳男児例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大石 拓，堂野純孝，久川浩章，藤枝幹也
  • 学会等名: 第65回日本アレルギー学会学術集会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム（東京都）
  • 年月日: 2016-06-17
• [学会発表] A case of spinal muscular atrophy type 1 with epilepsy． (2016)
  • 著者名/発表者名: 森田志穂，丸金拓蔵，石原正行，大石 拓，細川卓利，藤枝幹也
  • 学会等名: 第58回日本小児神経学会学術集会
  • 発表場所: 京王プラザホテル新宿（東京都）
  • 年月日: 2016-06-03
• [学会発表] A case of hypoplastic left heart syndrome with hemiconvulsion hemiplegia epilepsy syndrome． (2016)
  • 著者名/発表者名: 丸金拓蔵，森田志穂，玉城 渉，山本雅樹，大石 拓，細川卓利，藤枝幹也
  • 学会等名: 第58回日本小児神経学会学術集会
  • 発表場所: 京王プラザホテル新宿（東京都）
  • 年月日: 2016-06-03
• [学会発表] トレッドミル運動負荷試験で誘発された血管迷走神経反射による運動誘発性失神の一例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 山本雅樹，玉城 渉，石原正行，菊地広朗，大石 拓，堂野純孝，久川浩章，丸金拓蔵，藤枝幹也
  • 学会等名: 第119回日本小児科学会学術集会
  • 発表場所: ロイトン札幌、ホテルさっぽろ芸文館（北海道・札幌市）
  • 年月日: 2016-05-13
• [学会発表] 先天性胆道拡張症と鑑別が困難であった胆道閉鎖症の一例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 玉城 渉，三浦紀子，西本由佳，荒木まり子，松下憲司，藤枝幹也，坂本浩一
  • 学会等名: 第119回日本小児科学会学術集会
  • 発表場所: ロイトン札幌、ホテルさっぽろ芸文館（北海道・札幌市）
  • 年月日: 2016-05-13
• [学会発表] 経鼻不活化全粒インフレエンザワクチンと皮下注射型インフルエンザHAワクチンのヒトにおける安全性の比較検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 寺内芳彦，齋藤慎二，大原有樹，山口喜之，八幡美穂，相内 章，鈴木忠樹，藤枝幹也，長谷川秀樹
  • 学会等名: 第19回日本ワクチン学会学術集会
  • 発表場所: 名鉄犬山ホテル（愛知県・犬山市）
  • 年月日: 2015-11-14
• [学会発表] RSウイルス細気管支炎に対するネーザルハイフローの使用経験 (2015)
  • 著者名/発表者名: 菊地広朗，杉浦健太，西本由佳，澤井孝典，山本雅樹，大石 拓，藤枝幹也
  • 学会等名: 第67回中国四国小児科学会
  • 発表場所: ANAクラウンプラザホテル宇部（山口県・宇部市）
  • 年月日: 2015-11-07
• [学会発表] 急性硬化性全脳炎における長期インターフェロン髄腔内注射中にGuillain−Barre症候群を発症した一例 (2015)
  • 著者名/発表者名: 森田志穂，丸金拓蔵，寺内芳彦，菊地広朗，石原正行，山本雅樹，藤枝幹也
  • 学会等名: 第47回日本小児感染症学会総会・学術集会
  • 発表場所: ザ・セレクトン福島 ホテル福島グリーンパレス コラッセふくしま（福島県・福島市）
  • 年月日: 2015-10-31
• [学会発表] 若年性特発性関節炎(JIA)における治療とEBウイルス(EBV)動態について (2015)
  • 著者名/発表者名: 佐藤哲也，石原正行，藤枝幹也，敦賀和志，田中 完，大畑雅典
  • 学会等名: 第47回日本小児感染症学会総会・学術集会
  • 発表場所: ザ・セレクトン福島 ホテル福島グリーンパレス コラッセふくしま（福島県・福島市）
  • 年月日: 2015-10-31
• [学会発表] 若年性特発性関節炎（JIA）におけるEpstein- Barr virus (EBV) 動態について (2015)
  • 著者名/発表者名: 石原正行，佐藤哲也，敦賀和志，田中 完，大畑雅典，藤枝幹也
  • 学会等名: 第25回日本小児リウマチ学会総会・学術集会
  • 発表場所: 金沢歌劇座（石川県・金沢市）
  • 年月日: 2015-10-09
• [学会発表] 腎生検後に動静脈瘻による間欠的な疼痛、血尿を長期に認め、10年後に腎細胞癌が発見された1例 (2015)
  • 著者名/発表者名: 長尾佳樹，石原正行，澤田耕治，大河内寿夫，谷村正信，藤枝幹也
  • 学会等名: 日本小児腎臓病学会学術集会 第50回記念大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場（兵庫県・神戸市）
  • 年月日: 2015-06-18
• [学会発表] Cytomegalovirusの先行感染後に発症したGuillain-Barré症候群が疑われた3歳男児例 (2015)
  • 著者名/発表者名: 丸金拓蔵，石原正行，細川卓利，大崎康史，藤枝幹也
  • 学会等名: 第57回日本小児神経学会学術集会
  • 発表場所: 帝国ホテル大阪（大阪府・大阪市）
  • 年月日: 2015-05-28
• [学会発表] Pathological roled of peroxiredoxin 2 in patients with Kawasaki disease. (2015)
  • 著者名/発表者名: Karasawa M, Sato T, Tamaki M, Ohta K, Fujieda M, Yudoh K.
  • 学会等名: PAS2015-Pediatric Academic Societies Annuaｌ Meeting
  • 発表場所: San Diego（USA)
  • 年月日: 2015-04-25
• [学会発表] 自家末梢血幹細胞移植後の血栓性微小血管障害にエクリズマブ療法が奏効した５歳女児例 (2015)
  • 著者名/発表者名: 菊地広朗，石原正行，山本雅樹，坂本浩一，堂野純孝，久川浩章，藤枝幹也
  • 学会等名: 第118回日本小児科学会学術集会
  • 発表場所: 大阪国際会議場 / リーガロイヤルホテル大阪（大阪府・大阪市）
  • 年月日: 2015-04-17
• [学会発表] マイコプラズマ髄膜脳炎の3例 (2014)
  • 著者名/発表者名: 丸金拓蔵、大石 拓、玉城 渉、堂野純孝、澤井孝典、藤枝幹也
  • 学会等名: 日本小児感染症学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京王プラザホテル（東京都）
  • 年月日: 2014-10-18 – 2014-10-19
• [学会発表] PCR array analysis of gene expression profiles in chronic active Epstein-Barr virus infection. (2014)
  • 著者名/発表者名: Masanao Murakami, Yumiko Hashida, Masayuki Imajoh, Akihiko Maeda, Mikio Kamioka, Yasutaka Senda, Tetsuya Sato, Mikiya Fujieda, Hiroshi Wakiguchi, Masanori Daibata.
  • 学会等名: International Herpesvirus Workshop
  • 発表場所: Kobe Convention Center, Kobe (Japan)
  • 年月日: 2014-07-19 – 2014-07-23
• [備考] http://www.kochi-ms.ac.jp/~fm_pdatr/