研究課題/領域番号 |
26461740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
岡崎 玲子 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (90647778)
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研究分担者 |
高橋 哲也 福井大学, 保健管理センター, 准教授 (00377459)
上野 幹二 福井大学, 学術研究院医学系部門, 特別研究員 (50600152)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 電気けいれん療法 / 神経ネットワーク / 脳波 / 非線形解析 / マルチスケールエントロピー解析 / うつ病 / 自閉スペクトラム症 / 強迫性障害 / 電機けいれん療法 / 自閉症スペクトラム障害 |
研究成果の概要 |
本研究では、精神疾患患者を対象に施行された電気けいれん療法(ECT)による脳波変化をマルチスケールエントロピー(MSE)解析を用いて評価し、臨床症状変化との関連性を検討することで、ECTの神経生理メカニズムを解明することを目的とした。 うつ病症例ではECTによって複雑性の低下が認められ、この変化はうつ症状尺度における改善と関連していた。自閉スペクトラム症例ではECTによって前頭中心部で複雑性が低下、後頭部では複雑性が上昇しこれらの脳波変化は臨床症状尺度及びBDNF値の変化と関連した。 MSE解析を用いた脳波の複雑性解析は、ECTの神経生理学的メカニズムを探る上で有用な解析法であることが示唆された。
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