研究課題
基盤研究(C)
γ-セクレターゼ非依存的なアミロイドβ前駆タンパク(βAPP)の膜内切断機構を調べるため、CRISPR/Cas9法でプレセニリン1と2をダブルノックアウトした細胞を作製した。この細胞に様々なプロテアーゼ阻害剤を作用させ、βAPPが膜内で分解されたときに生成すると考えられるオリゴペプチドを質量分析装置で定量した。その結果、リソソーム酵素阻害剤のクロロキンで8種類の3アミノ酸のペプチドが減少していた。これらのペプチドはリソソームの主要なプロテアーゼであるカテプシンの阻害剤では減少しない事から、タンパクを3アミノ酸ずつ切断するトリペプチジルペプチダーゼ1によって生成していることが示唆された。
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Cell Rep
巻: 21 号: 1 ページ: 259-273
10.1016/j.celrep.2017.09.032