研究課題/領域番号 |
26461757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
桐野 衛二 順天堂大学, 医学部, 教授 (90276460)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | rs-fMRI / LORETA / schizophrenia / EEG / functional connectivity / defDefault mode network / 皮質線条体ネットワーク / 同時計測 / default mode network / salience network / sLORETA / fMRI / fMRI / autism spectrum disorder / functional MRI / 統合失調症 / Functional Connectivity |
研究成果の概要 |
統合失調症患者におけるfunctional connectivity (FC)をresting-state functional MRI (rs-fMRI)と脳波の同時計測を用いて検討した。rs-fMRIにおいて健常対照群では尾状核をseedとしたFCにおいて負の結合を示したのに対し、患者では負の結合が消滅していた。eLORETAにおいて患者群はlocal over-connectivity/global underconnectivity傾向を認めた。 FCの負の結合の消滅という所見は、統合失調症の皮質線条体ネットワーク仮説やネットワーク間分離不全仮説を支持するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症の病態にfunctional connectivity (FC)の異常が大きく関わっていることが報告されているが、依然一定の見解は得られていない。最も研究されている脳内ネットワークの一つであるdefault mode network (DMN)に関しても、統合失調症に関する所見は一定ではない。fMRI・脳波・拡散MRIの同時測定はそれぞれの手法の持つ利点を最大に生かせる組み合わせである。fMRI・脳波によるfunctionalなモデルに拡散MRIによる解剖学的なモデルを融合することが可能となる。これらの同時測定による統合失調症患者FCの検討は国際的にも例を見ない。
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