研究課題
基盤研究(C)
本研究は、正常及び異常胎盤の娩出前後のMRI画像と病理所見を比較検討することにより、胎盤機能を画像から推定し、胎児の経過・予後を推定しうる画像の指標を求めることを目的とした。対象37例のうち、17例につき分娩前後のMR及び病理所見を得た。分娩前MRでPeapod/turtle back sign陽性症例のT2値が陰性症例よりも有意に低く、胎児、母体疾患の認められる率が高かった。また、娩出胎盤のMRI画像は、妊娠中胎盤MRI画像の異常所見の有無に関わらず明らかな信号変化を認めなかった。以上の結果から妊娠中の胎盤で認められる異常信号は、器質的異常より機能的な異常を反映した所見であると推察された。
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Placenta
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