研究課題/領域番号 |
26461808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 神戸大学 (2017-2018) 近畿大学 (2014-2016) |
研究代表者 |
村上 卓道 神戸大学, 医学研究科, 教授 (20252653)
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研究分担者 |
鶴崎 正勝 近畿大学, 医学部附属病院, 准教授 (00379356)
兵頭 朋子 近畿大学, 医学部, 講師 (40403836)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (90622027)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | Dual energy CT / 肝生検 / 脂肪 / ヨード / 肝線維化 / 複合物質分別処理技術 / シスプラチン / 肝繊維化 / Material Decomposition |
研究成果の概要 |
Dual Energy CT(DECT)は、異なるエネルギーのX線データを用いて、そのX吸収値の変化から特定の物質を分別できる可能性がある。本研究では、肝硬変、脂肪肝、NASHなどの病変に現れる特定の物質や投与薬剤の病変内への到達量を定量測定できるDECTによる複合物質分別処理技術(MMD: Multi Material Decomposition)を開発した。これにより、肝細胞癌リスクと関係する肝の脂肪沈着、線維化の程度や、シスプラチンなどの金属を含む抗がん剤の腫瘍到達量を定量的に診断できる非侵襲的早期肝疾患診断技術(仮想CT肝生検)を可能とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は肝硬変に進行する可能性をあり、肝細胞癌発生のリスクが高くなる。特に経過中に起こる肝の線維化の程度が肝細胞癌の発生リスクに関係することが知られている為、脂肪沈着や肝の線維化の早期診断や治療効果の判定は重要である。しかし、確定診断には侵襲的な肝生検が必須であった。本研究のDual Energy CTによる複合物質分別処理技術は低侵襲検査であり、重症度の高い患者さんにも適応でき、外来でも行える患者さんの身体的、経済的負担の非常に少ない検査である。NASHの高危険群を囲い込み、早期に適切な治療を行うことによって、肝疾患関連死を抑制できることが期待される。
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