研究課題/領域番号 |
26461945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
下田 雅史 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30644455)
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研究分担者 |
直居 靖人 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30646211)
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研究協力者 |
千原 陽子
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 乳癌 / HER2 / TGF-beta / SMAD3 / トラスツズマブ / ラパチニブ / 癌幹細胞 / TGFβ / trastuzumab / HER2陽性乳癌 / 抗HER2抗体 / TGF-β |
研究成果の概要 |
目的:TGFβ及びその下流のSMAD経路が抗HER2薬に対する耐性化に関与しているかを明らかにする。 結果:TGFβ-SMAD3経路の持続的な活性化は、HER2陽性乳癌細胞において抗HER2薬耐性化及び癌幹細胞形質を誘導した。SMAD3の活性化はトラスツズマブ(Tz)耐性に関わる複数の遺伝子の転写調節に関わっていた。乳癌組織における核内SMAD3の発現とTzを含む化学療法の病理学的奏功の間には負の相関が認められた。SMAD3を阻害すると、TGFβによる薬剤耐性化が阻止され、Tz耐性細胞におけるTz感受性が回復した。 結論:TGFβ-SMAD3経路は抗HER2薬に対する耐性化とその維持に関与する。
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