レトロポゾンの制御によるがん治療開発

• 研究課題/領域番号: 26462028
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 東京女子医科大学
• 研究代表者: 川上 和之 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (00293358)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: レトロポゾン / 抗がん剤 / 大腸がん / LINE-1 / 大腸癌

研究成果の概要

ヒトレトロポゾンのLINE-1発現を抑制することで癌細胞の増殖が抑制された。LINE-1の局在はstress granuleにあることから、癌増殖抑制のメカニズムとしてmicroRNA発現性変化が示唆されたが、microRNAの発現性自体はLINE-1抑制による癌細胞増殖阻害に関係は無かった。一方、LINE-1 ORF2にコードされる逆転写酵素の阻害では癌細胞の増殖は抑制されず、治療ターゲットとしてLINE-1 ORF1蛋白の可能性を検証してゆく必要がある。

研究成果

• [雑誌論文] Phase II study of bevacizumab and irinotecan as second-line therapy for patients with metastatic colorectal cancer previously treated with fluoropyrimidines, oxaliplatin, and bevacizumab (2017)
  • 著者名/発表者名: Kuramochi H, Kawakami K, et al.
  • 雑誌名: Cancer Chemother Pharmacol. 巻: 79 号: 3 ページ: 579-585
  • DOI: 10.1007/s00280-017-3255-3
  • 査読あり
• [雑誌論文] 消化器がん化学療法の最先端：大腸癌 (2014)
  • 著者名/発表者名: 川上和之、林 和彦
  • 雑誌名: 医学と薬学 巻: 71 ページ: 340-343
• [学会発表] A phase II study of bevacizumab and irinotecan as second-line therapy for patients with metastatic colorectal cancer previously treated with fluoropyrimidine, oxaliplatin, and bevacizumab (2016)
  • 著者名/発表者名: Nakajima G, Kawakami K, et al.
  • 学会等名: AACR Annual meeting 2016
  • 発表場所: NEW ORLEANS, USA
  • 年月日: 2016-04-16
• [学会発表] 1細胞単離した循環がん細胞における遺伝子変異解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 近藤侑鈴、川上和之、ほか
  • 学会等名: 第74回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2015-10-08