研究課題
基盤研究(C)
スフィンゴシン1-リン酸(S1P)は、脂質メディエーターの一つであり、免疫細胞や血管内皮細胞の機能調節に重要な役割を果たしている。S1Pが血液脳関門(BBB)の機能制御に関与するかを検討するために、in vitro BBBモデルを作製し、正常培養時と低酸素培養時におけるS1Pの影響を検証した。正常培養下でS1Pは、バリアー機能を低下させた。また、低酸素負荷時では、S1P産生の増加が観察された。S1Pシグナルの抑制薬を処理すると、低酸素負荷で誘導されるバリアー機能の低下が抑制された。以上のことから、S1Pは正常時および病態時においてBBB機能調節に関与していると考えられる。
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J Mol Neurosci.
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10.1007/s12031-015-0696-1
Cellular and Molecular Neurobiology
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http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/phrmch1/index.html