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クラゲコラーゲンを利用した人工硬膜の作成とその性能評価

研究課題

研究課題/領域番号 26462200
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関福井大学

研究代表者

小寺 俊昭  福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (10283178)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード人工硬膜 / コラーゲン / ミズクラゲ / 硬膜
研究成果の概要

ミズクラゲ由来コラーゲンに短波長紫外線(UVC)を照射しながら乾燥させ、それを重層させてコラーゲンシートを作成した。市販されているブタ由来コラーゲンでも同様にコラーゲンシートを作成した。
クラゲコラーゲン上でのヒト髄膜細胞培養実験では、ブタコラーゲン上に比べ、ヒト髄膜細胞の生着・増殖は不良だった。
ラット硬膜欠損モデルにコラーゲンシートを移植した動物実験では、クラゲコラーゲン、ブタコラーゲンとも生着は不良であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

2014年にこの研究を始めたきっかけは、①脳外科手術では閉頭時に代用硬膜を使う機会が多いこと、②欧米で汎用されているウシ由来コラーゲンによる人工硬膜は、日本では異常型プリオン感染(ウシ海綿状脳症:狂牛病)を危惧して使用されなかったこと、③当時エチゼンクラゲやミズクラゲの大量発生が社会問題となっていたこと、などである。クラゲからコラーゲンを抽出する技術を生かし、クラゲ由来コラーゲンから人工硬膜が作成できれば、プリオン感染のない安全な代用硬膜として期待され、かつ有害で利用価値のないクラゲを有効利用できると考えた。
今回の研究では、クラゲ由来コラーゲンは代用硬膜には適していないという結果になった。

報告書

(7件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2021-02-19  

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