研究課題
基盤研究(C)
MMP2遺伝子の不活性型ミスセンス変異は、ヒトにおいて多関節の関節破壊と骨粗鬆症を呈する骨溶解症(Winchester症候群)を生じる。MT1-MMP遺伝子変異によっても骨溶解症が生じることから、変異型MMP2がMT1-MMPの機能を抑制することが想定される。入手可能なMMP2遺伝子欠損マウスに、骨特異的に変異型MMP-2を発現させることを計画した。予備実験として、HEK293細胞に変異型MMP-2、TIMP2およびMP1-MMPを強制発現させ、MT1-MMPの基質の代謝検討を行った。変異型MMP-2を発現させることで、MT1-MMPの基質分解が抑制されることを確認した。