研究課題
基盤研究(C)
関節軟骨の変性を評価するために,近年MRIが用いられている.しかし関節軟骨は薄い層状である上に,隣接する関節軟骨と関節液は同程度の信号量であるため,MR画像上,明確な区別は困難である.われわれは,関節軟骨を描出するために,Mg2+を含む造影剤を関節内に注射しMRIの撮像を行った.本撮像法により,関節液の信号が低下し,関節軟骨とコントラストを生じた.また,関節軟骨の変性を早期に描出することが可能であった.従来の撮像法と比較して,より鮮明に関節軟骨を捉え,早期に軟骨変性を描出することができた.
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