研究課題
基盤研究(C)
動物モデルにおいては、幼若期に麻酔薬を投与すると神経変性や成長後の行動異常を引き起こすことが報告されている。一方、熱性けいれんモデルのラットでは、幼若期の海馬歯状回において、過剰なγ-アミノ酪酸(GABA)A受容体を介する信号が顆粒細胞の正常な移動を阻害することが報告されている。吸入麻酔薬はGABA性の作用を持つことが知られている。本研究では、免疫組織学的手法により、幼若期のラットに吸入麻酔薬を投与すると、海馬歯状回の顆粒細胞の移動が阻害されること、およびGABA(A)受容体がその抑制作用に関与していることを明らかにした。
すべて 2018
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)
Biomedical Research
巻: 39 号: 1 ページ: 39-45
10.2220/biomedres.39.39
130006394281