研究課題
基盤研究(C)
高齢化、手術適応の拡大に伴う症例数の増加、病態の多様化は著しいリスクの増大をもたらしている。入院日数の短縮、医療費削減などの社会的要請もますます強まっている。このような状況で麻酔科学が満たすべき要件は安全性、快適性、経済性である。本研究は睡眠科学との連携を基にグローバルな総合的な患者ケアを行う為の基礎的知見を提供し、将来の麻酔科学の更なる発展の一つの土台をなすものである。内因性の覚醒物質であるオレキシンを中心に全身麻酔薬と睡眠がいかなる関係にあるか検討した。その結果、オレキシンは中枢ノルアドレナリン活性と相関し、麻酔時間の維持、麻酔後睡眠障害、麻酔薬の鎮痛に関与していることが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)
Journal of anesthesia
巻: 30 号: 3 ページ: 437-43
10.1007/s00540-016-2161-x
40020854416