研究課題
基盤研究(C)
糖尿病との関連性が指摘されるヒト培養癌細胞(大腸癌、肝細胞癌)を用いて、吸入麻酔薬が癌細胞の特性にどのような影響を与えるか、 特に高インスリンおよび高血糖環境における影響について基礎的な検討を行った。1%セボフルラン6時間曝露はATP感受性カリウムチャネルを介して癌細胞の増殖能を亢進すること、さらにグルコース濃度300mg/dL+インスリン濃度0.05mg/Lの環境下において増殖能を亢進することがわかった。また、2%セボフルラン曝露1時間で細胞内の活性酸素種(ROS)濃度が上昇し、一方でグルコース濃度200mg/dlは浸透圧上昇により3時間経過後に細胞内ROS濃度を低下させることも判明した。
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Journal of Anesthesia
巻: 29 号: 5 ページ: 805-808
10.1007/s00540-015-2025-9
麻酔
巻: 64 ページ: 357-361
40020423331